水泳のフォームが悪い原因と考え方の話
「フォームが悪い」
水泳選手の親が一番気にする点ではないだろうか?
野球でも親はひたすらにフォームのことを言う気がする。
前にも書きましたが、再度ここで注意したい点を書きたくなった。
スポーツの一般論的な話です。
1、正しいフォームは筋力が必要
プロのフォームは筋力があるからできる。
小学生がプロと同じフォームをやるのは無理です。
筋肉が少なすぎて、手を動かすだけで軸がぶれてしまう。
野球でもバットに振られてしまいます。
それを見て「フォームが悪い」というのは違う。
プロのフォームはできなくて当たり前なので、
筋力が無いなりの子供に最適なフォームをしないといけない。
ここが子供に教える難しさでもあります。妥協の連続です。
したがって、最初はフォームは気にせず筋力アップに励みたい。
最初にやる泳ぎ込みは良いことだと思います。
2、すぐに理想の動きはできない
わかっていても体はその通りに動かない。
いくらプロ野球選手でも、利き腕とは逆で投げるとなると1年はかかるだろう。
最初は小学生より下手な投げ方になるはず。
正しいフォームがわかっていてもです。
体は思った通りに動かすこと自体がまず難しい。
教えたからとすぐにできるものではありません。
1年くらいはできないで当たり前。
なのに「フォームが良くない」と怒ってしまうのが大人。
フォーム改造は1年は見守りたい。
スポーツやっていたらわかる。難しいんです…
3、本当にコーチが悪いのか?
教え方が悪いのか、子供の筋力等が原因なのか。
前提として、同じコーチだからと全員が同じフォームになることは無い。
教えてはいるものの、何かしら個性が出てしまうものです。
オリンピックを見てもみんなフォームに個性があるので、100%の正解も無い。
都度フォームを教えているのであれば、ほぼコーチは悪くないと思います。
それを実現する筋力や運動神経等が無いのが原因であろう。
「その動きができる体なのか?」という根本を確認したいところです。
基礎的なマット運動はできるのかどうか?
一度そういったことも確認してみたい。
--
天才レディッキーのフォームはかなり荒く見える。
しかし軸は全くぶれていないようだ。
筋力があってこそできるフォームだろう。
やはり、しっかりとした食事とトレーニングが良いフォームを作ると思う。
筋肉が全てを解決する!
※と言いたかっただけ
- cat:水泳雑記
- top:水泳選手コースの親ブログ