ジュニアスイマーに自主性を持たせるためには「質問」をしたい
何をやるにも大事なのが自主性
…とコーチから有難いお話がありました。
確かにこれは大事です。前に書いた「賢さが大事」ともほぼ同じことですね。
自分の考えですが、自主性を持たせるには質問することが効果的だと思っています。
考えさせることもできるし、理解度を把握することもできる。
そんなテーマで、ここ最近にやった質問の話を書きたくなった。
1、この質問はしてみてほしい
「1フリをあと10秒速くするにはどうしたらいいと思う?」
ほとんどの子は10秒短縮など考えたこともないだろう。
娘もそうだと思うのですが、即答。
「練習を頑張る!」
そう。子供ってこの程度なのだ。
今の練習をただ続けるだけで世界記録を出せるわけがない。
何も考えず練習しているのがよくわかる。
もっと具体的に、論理的に考えることができる力が必要です。
2、深堀りする
「練習を頑張ったら何がどうなって速くなるん?」
ここも子供はよくわかっていない。
「フォームが良くなる」と言うが、「フォームだけで10秒速くなるんか?」と。
「2秒くらいかな」と娘。そらそうだろう。
「半フリのタイムを2倍しても10秒速くならないし、スタミナは関係ないね」
これは娘も納得。そらそうだろう。
「ちなみに、なんで男子は速いと思う?」
「体が大きいから」
うん、これは子供もよくわかっていることです。
体も大きいし、何よりも筋肉の付き方が全然違う。
そう、そこが答えになる。やはり筋肉なのだ。
目指すは女子オリンピック選手のガタイの良さ。
だから、もっと肉食べて。(晩御飯の時に言った)
3、ということでいつもの話に
「筋肉を付けないといけない」
パワーとなると筋肉です。
人間の力は筋肉しかありません。
筋肉を付けて馬力を増やさないといけない。
となると「どこの筋肉か?」ですが、主に背中になります。
腕や肩などの力も大事ですが、パワーの源は背中です。
「背中を鍛えて。背中を使うことを常にイメージして」
といつも娘に言っています。
(できているかどうかは知らない)
背中を使うのは意外と難しい。
ほとんどの人は最初は完璧に使い切れません。
だから、背中を動かすトレーニングは必要です。
チューブなどを使って教えたい。
というところで…
子供にはちゃんと論理を教えたい。
論理が無いと自主性も生まれません。
目的が無い練習ほど無駄なものはない。
子供は馬鹿なので、自分から論理を身につけることは無い。
基本的にはコーチが教えると思いますが、
親もちゃんと把握して教えていきたいところです。
このあたりは子供のせいではない。
大人が責任もって教育したい。
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昔の体育会系は論理はほとんど無いよう思える。
自分も体育会系出身ですが、コーチから教わった記憶がほとんどない。
親がしっかり勉強して、補っておくのが吉だと思います。
ある程度一般的な知識を持った上で、子供にどんどん質問していきたい。
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