水泳は目的とイメージを伝えて正しいフォームに導きたい
イメージが大事
多くの物事でよく言われることです。
意識が違うだけで効果も違ってくる。
そのため理屈と合わせてイメージも伝えることを心がけたいです。
娘によく言っているようなことを話したい。
1、腕立て伏せの場合
地面を押すイメージでやる。
腕立て伏せは主に大胸筋を鍛える筋トレです。
大胸筋は主に押す力となる筋肉。
手のひらで水を押す力がアップ=速くなります。
腕立て伏せはどうやってもできるので、フォームに個人差が生じやすい。
そのため、「上がる時に地面を強く押せ!」と指導する。
これで効果的に大胸筋を鍛えられます。
このように目的とイメージが合致していると、効果は最大になる。
2、水泳も同じ
何を鍛えているのか?を理解させたい。
水泳の基本は押す・引く動作です。
いかに後ろに強く押すか?これを意識するだけでだいぶ速くなる。
手の形や動きも自然と正しくなる。
「水をかく」という曖昧な意識ではいけないと思う。
とにかく強く押す。そうしたら自然と体全体の筋肉を使うことになり、
もっと強く押したい!となれば、腕立て伏せやベンチプレスなどの筋トレをしたくなる。
大胸筋だけじゃダメだ。チューブと懸垂で背中を鍛えよう!とも。
この意識は大事だと思っているので、時々娘にも話しています。
座っているその状態で椅子を後ろに押してみろ。
今使っている胸、背中、三頭筋、それらを鍛えないといけない、と。
子供は理屈だけで通用すると思ってはいけない。
イメージも合わせて叩き込みたい。
(それでもなかなか通用しないけども…)
3、イメージは人それぞれ
人によって最適なイメージは違ってくる。
「○○をイメージしろ」というのは人によって変わる。
「押せ」ではなく「水を真っ直ぐ引っ張れ」の方が伝わる子もいるだろう。
親や指導者やこのあたりの表現力を身につけたいところです。
自分も遊びでクロールの研究をしていた時、
「飛ぶように泳ぐ」をイメージしたら劇的に速くなった。
ちょうど水をかく角度が良くなったのだろう。
体が水面から浮くイメージで泳ぐと速い。
どうも違うと思ったら、次のイメージを与える。
これが上手なコーチは良いコーチだと思うし、
自分自身で試行錯誤できる子はセンスあると思う。
注意として、実現するためには筋力と運動神経が必要になる場合が多い。
なぜできていないのか?も理解する必要があります。
まとめ
何事も正しい目的を意識して行うのが大事。
この前の試合の日記にも書きましたが、胸と背中を使えていない子が多いよう思います。
学校やスイミングスクールの教え方は「腕だけで泳ぐ」なので、
その意識のままで選手コースも頑張っている可能性がある。
とにかく水を強く押さないといけない。
強く押す意識をすると自然と体全体を使うようになる。
「速くかく」イメージでは腕ばかり使ってしまいます。
ここは水泳の指導としてかなり大事だと感じたので、
是非このイメージを持たせてみてほしい。
オリンピックの水中映像を見せるとわかりやすいと思います。
このあたり、コーチはどう教えているのか気になるところではある。
※「大きな動き」を手を大きく動かすだけと勘違いしている子も…
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